ミニ・レビュー
アンコール・ピースとして好適な、技巧的に華やかな珍曲たち。まるで鏡から抜け出してきたような美人たちばかりだ。(2)(4)(10)のように比較的よく知られた曲もあるが、総じて珍曲秘曲と言っておかしくない。ハワードの演奏はきらびやかさには事欠かない。
収録曲
01小カプリッチョ〜オッフェンバック風に (ロッシーニ)
02モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」のセレナード (ブゾーニ)
03プロムナード (ガーシュウィン)
04マリアの子守歌op.76―52 (レーガー)
05陽気な鐘 (バッハ/グレンジャー)
06アルバムの一葉〜M侯爵夫人のアルバムに寄せて (ワーグナー)
07ウィーン舞曲第2番 (ゲルトナー/フリードマン)
08ロマンス変ホ長調op.8―2 (ラフマニノフ)
09ビゼー「カルメン」のジプシーの歌 (モシュコフスキ)
10忘れられたワルツ第4番 (リスト)
11ワルツ・カプリース (ルビンシュタイン)
12きみを愛すop.41―3 (グリーク)
13ウィーンの夜会〜シューベルトによるワルツ・カプリース (リスト)
14思い出 (ブルックナー)
15ドニゼッティ「ルチア」と「パリジーナ」の2つのモティーフによるカプリッチョ風ワルツ (リスト)