ミニ・レビュー
20世紀のクラシックはこんなに面白い。自作も含め躍動的に音楽を構築するエトヴェシュの指揮が光る。そしてコパチンスカヤ。良い意味で変わりないチャームに加えて、練熟のしたたかさも覗く巧みな音楽運びが見事。ふたりが共有する絶妙なリズムとイントネーションに触発されて、オケも秀演!
ガイドコメント
モルドヴァ出身の天才ヴァイオリニスト、コパチンスカヤによるオール・コンチェルト・アルバム。近現代の難曲3曲を収録したきわめて刺激的なプログラムで、世界に驚きを与え続ける彼女の魅力と才能が詰まった一枚だ。
収録曲
[Disc 1]
01ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112 (バルトーク)
02セヴン (ペーテル・エトヴェシュ)
[Disc 2]
01ヴァイオリン協奏曲 (リゲティ)
演奏
パトリシア・コパチンスカヤ(VN) ペーテル・エトヴェシュ指揮 [1] フランクフルト放送交響楽団 [2] アンサンブル・モデルン