ミニ・レビュー
84年のモントリオールで行なわれた第4期クリムゾンのラスト・ライヴ。職人たちを背に暴れるブリュ−のフロントマンぶり。スタジオ盤では退屈に感じられがちなリフの反復も、攻撃力を増し凄く気持ちいいのだ。この時期の作品は賛否両論だけど、これは買いっ。
ガイドコメント
大好評のキング・クリムゾンのライヴ発掘音源シリーズ。今回は84年のカナダでのライヴが2枚組で登場。80年代のクリムゾンの強力なアンサンブルが堪能できる逸品。
収録曲
[Disc 1]
01ENTRY OF THE CRIMS
02LARKS' TONGUES IN ASPIC (PART 3)
03THELA HUN GINJEET
04RED
05MATTE KUDASAI
06INDUSTRY
07DIG ME
08THREE OF A PERFECT PAIR
09INDISCIPLINE
[Disc 2]
01SARTORI IN TANGIER
02FRAME BY FRAME
03MAN WITH AN OPEN HEART
04WAITING MAN
05SLEEPLESS
06LARKS' TONGUES IN ASPIC (PART 2)
変拍子フレーズ全開のギターを先頭に、全パートが鋭利な攻撃性を発揮し、同時にきめ細かで繊細な芸術性も発揮してみせる圧巻のナンバー。この曲の変拍子リフは、映画『エマニエル夫人』の音楽に無断で引用されたことでも有名だ。
07DISCIPLINE
08HEARTBEAT
09ELEPHANT TALK