ミニ・レビュー
バッハのカンタータのなかの、アルト・ソロのために書かれた3曲のカンタータをモニカ・グローブが歌っている。国際的なオペラ・シーンや録音で高く評価されているグローブ初のソロCD。カンタータの“ドラマ性”と彼女の声の魅力を満喫させてくれる盤。
ガイドコメント
フォン・オッター以来の北欧出身の逸材、グロープのソロ・デビュー盤。ピリオド楽器を使い時代考証を踏まえたオストロボスニア室内管のサポートも見事。
収録曲
01カンタータ第170番「満ち足れる安らい、うれしき魂の喜びよ」BWV170
02カンタータ第35番「心も魂も乱れ惑わん」BWV35
03カンタータ第169番「ただ神のみに我が心を捧げん」BWV169
演奏
モニカ・グロープ(MS)ユハ・カンガス指揮 オストロボスニア室内管弦楽団 ホーカン・ヴィクマン(OG)