ミニ・レビュー
“ソナード”。つまりソナタをフランス語に置き換えたもので、ここでは実質的にトリオ・ソナタのことを指す。かの「諸国の人々」の原曲も含み、出版譜ではなく当時の手書き譜によって演奏されている。イタリアへの強い接近が見られるとはいえ、やはりフランス。響きや色が実に美しい。
収録曲
F.クープラン:
01ソナード「ラ・スュルターヌ (トルコの太守)」
02ソナード「ラ・ピュセル (おとめ)」
03ソナード「ラ・ステンケルク (ステーンケルクの戦い)」
04ソナード「ラ・コンヴァレシャント (快方に向かう者)」
05ソナード「ラストレ (アストレ)」
06ソナード「ラ・スュペルブ (至福)」
07ソナード「ラ・ヴィジョネール (高望みする者)」
演奏
フローランス・マルゴワール(指揮,VN) アンサンブル・レ・ドミノ(ステファニー・ド・ファイー(VN) セルジュ・サイタ,アメリー・ミシェル(FT) ジョナサン・ルービン(テオルボ) グイード・バレストラッチ,イザベル・サン=ティヴ(VG) ブランディーヌ・ランヌー(HC))