ミニ・レビュー
NYノーウェイヴ、アヴァンポップの象徴的アーティストの、13年ぶりとなるオリジナル・アルバム。盟友メルヴィン・ギブスの参加や、マリーザ・モンチとの共作曲など、ボサ・ノヴァをエクスペリメンタルなアレンジで聴かせるモダンな近未来的ポップ・サウンドはリンゼイならでは。彼の全作品の中でも指折りの傑作。
ガイドコメント
2004年の『ソルト』以来、約13年ぶりとなるアート・リンゼイのソロ・アルバム。隠されたコンセプトが“カンドンブレとゴスペルの融合”とのことで、打楽器群とオルガンの斬新な出会いなど、鋭利な実験精神にあふれている。
収録曲
01GRAIN BY GRAIN
02EACH TO EACH
03ILHA DOS PRAZERES
04TANGLES
05DECK
06ヴァォン・ケイマール・オウ・ボタンド・プラ・ダンサール (燃え、あるいは踊る)
07SEU PAI
08ARTO VS. ARTO
09UNCROSSED
10UNPAIR
11PELE DE PERTO
12NOBODY STANDING IN THAT DOOR