ミニ・レビュー
カナダ出身(父はアルメニア人、母は日本人)の17歳のヴァイオリニスト、カテリーナ・マヌーキアンのデビュー盤。伸びやかで美しい音の持ち主。筋のよさが感じられる。派手な技巧曲ではなく小品でまとめたところにもセンスのよさがうかがえる。
ガイドコメント
7月に来日する日系カナダ人ヴァイオリニストのデビュー録音で、国内盤は別項の『ショパン・オン・ヴァイオリン』と同時発売。おなじみの小品が中心だがコミタスなど珍しい作品も収録。
収録曲
01悲劇的な詩op.12 (イザイ)
02スラヴ舞曲第1番 (ドヴォルザーク/クライスラー編)
03同第2番 (同)
04憂うつなセレナードop.26 (チャイコフスキー)
05ハンガリー舞曲第2番 (ブラームス/ヨアヒム編)
06ノクターン第20番嬰ハ短調 (ショパン/ミルシテイン編)
07華麗なるポロネーズ第1番op.4 (ヴィエニャフスキ)
08スペイン舞曲〜アンダルーサ (グラナドス/クライスラー編)
09ダンス・オブ・マサダ (ワインツバイク)
10鶴 (クレイン) (コミタス)
11エレジー (ハチャトリアンに捧ぐ) (パパジャニャン)
12ラプソディ (パゴダザリアン)