ミニ・レビュー
99年にカーネギーホールでリサイタルを開き「もう一度聴きたい」と大絶賛された彼女。その10年後に満を持してリリースしたデビュー・アルバムは、むしろ肩の力が抜けた楽しい演奏が並んだ。ジャズをも本格的に学んだ彼女が繰り広げる、モダンで洗練された音楽世界は魅力だ。
ガイドコメント
NYにも拠点を置くフルーティスト、角家道子のデビュー・アルバム。クラシックの名曲はもちろん、ジャズもレパートリーに入れている角家らしく、ボランやマウワーらの作品も収録。興味深いアルバムに仕上がっている。
収録曲
01歌劇「サムソンとデリラ」〜あなたの声に私の心は開く (サン=サーンス)
02フルートとピアノのためのソナタ (タクタキシヴィリ)
03フルートとジャズピアノのための組曲第1番 (ボラン)
04歌劇「ミニヨン」の主題による幻想曲 (タファネル)
05チャルダッシュ (モンティ)
06ソナタ・ラティーノ (マウワー)