ミニ・レビュー
チンバッソ=ヴァルヴ式コントラバストロンボーン……と思っている向きにはアレ? と思われるかもしれないが、古楽器としてのそれ(写真付)が大活躍する名盤。文化の交差点である“トルコ”が欧州の著名作曲家にどんな影響を与えていたかがわかる。金管の音程が揺れる場面も含め、その味わい深さに大感動。★
収録曲
01トルコ行進曲ハ長調P.65 ST.610 (M.ハイドン)
02「十字架上の七つの言葉」Hob.20-2〜後半への導入曲 (J.ハイドン)
03「後宮からの誘拐」K.384〜イェニチェリの行進曲 (モーツァルト)
04オーボエと管楽合奏のための小協奏曲ハ長調 (ヴィット)
05「イタリアのトルコ人」〜序曲 (ロッシーニ/マンドレージ編)
06管楽合奏のためのシンフォニア ト短調 (ドニゼッティ)
07マフムートの行進曲ヘ長調 (ドニゼッティ/ベルナルディーニ編)
08ノットゥルノ ハ長調MWV P.1 (メンデルスゾーン)
09小葬送音楽変ホ長調D.79 (シューベルト)
10ノットゥルノ ハ長調op.34〜管楽合奏およびイェニチェリ風楽隊のための (シュポーア)
演奏
アルフレード・ベルナルディーニ指揮 アンサンブル・ゼフィーロ