ミニ・レビュー
2枚組のスーパー・ベスト。[1]は86年のデビューから現在に至るまでの全シングルで構成。[2]は全作品の中から今までのベスト盤にも収録されていなかった名曲をセレクト。限りなく透明に近いブルーな彼女の歌声が優しく包み込んでくれる。
収録曲
[Disc 1]
01黄昏のモノローグ
02野生の風
瑞々しく伸びやかなヴォーカルが、爽やかでもちょっぴり憂いのある筒美京平サウンドに包まれたグッド・ナンバー。切なさと前をしっかりと見つめようとする心情を描いたクライマックスの余韻が、体の芯を穿つ。
03静かにきたソリチュード
04彼女とTIP ON DUO
秋元康作詞、上田知華作曲の88年資生堂秋のキャンペーン・ソング。弾けるようなポップなメロディと、彼女のキュートで洗練されたヴォーカルがマッチした、瑞々しいダンサブル・チューン。
05Boogie-Woogie Lonesome High-Heel
06瞳がほほえむから
“ねえ”と語りかけるような歌い出しでもわかるように、温もり伝わるハートウォームなナンバー。ゆったりとしたなかに、安心感あふれる空間を生み出すパワーがある楽曲で、ハッピー感が満載。
07PIECE OF MY WISH
TBSドラマ『あしたがあるから』主題歌。苦しみや辛さを味わい、明日が見えない人には必聴のバラード。きっと自分で立ち上がる勇気を貰えるはず。作詞・岩里祐穂、作曲・上田知華の黄金コンビ。
08Blue Moon Blue
静寂な夜にピッタリの、しっとりとしたロマンティックなスロー・バラード。美しくそして優しく輝く青い月の映像が見えてくるようなサウンド・プロダクションは、岩里祐穂、上田知華の黄金コンビによるもの。
09Bluebird
10Miss You
募る想いとやるせなさを表現した詞に、布袋寅泰の寂しげで切ない曲が絡むが、どことなく温もりのある彼女のヴォーカルによって澄んだイメージを与えている。日本テレビ系ドラマ『禁断の果実』エンディング曲。
11Ruby
12PRIDE
明日を強く生きていこうというポジティヴな曲が多い彼女の代名詞となったミディアム・テンポの美しいバラード。強烈なインパクトはないのに、しっかりと心に刻まれてしまう自然体で芯のあるヴォーカルが秀逸。
13DRIVEに連れてって
14白のワルツ
15私はあなたの空になりたい
柔らかいギターのストリングスで幕を開ける、ゆったりとしたバラード。ポジティヴな気持ちを綴った歌詞と穏やかな今井美樹のヴォーカルが、心を落ち着かせてくれる。夫である布袋寅泰との共作曲。
[Disc 2]
01悲しい週末
02思い出しただけ
03黄色いTV
049月半島
05ありふれたlove scene
06泣きたかった
07輝く星になって
08新しい街で
09黄昏
10遠い街から
11Martiniqueの海風 (かぜ)
12輝く街で
13海辺にて
14春の日
15Love Of My Life