ミニ・レビュー
中世末期からルネサンス初期にかけての世俗音楽集だが、ちょっと珍しいのは、当時の鍵盤楽器を使った作品集ということだろう。ダルシマー、あるいはツィンバロンなどの打弦楽器に鍵盤をつけ機械的に音を出すようにしたものだ。音色はまさにそのもの。中世、ルネサンス音楽ファン注目の一枚だろう。
収録曲
01うるわしき婦人よ (チコーニア)
02私は讃えてやみません (バンショワ)
03ブクスハイム・オルガン曲集〜わたしは讃えてやみません (バンショワ)
04ブクスハイム・オルガン曲集〜わたしのやさしい恋人 (作者不詳)
05ブクスハイム・オルガン曲集〜レペティツィオ (繰り返し) (作者不詳)
06大きな喜びゆえに、わたしは (ブオーロ)
07ブクスハイム・オルガン曲集〜奴隷にさえもなるだろう (バンショワ)
08ブクスハイム・オルガン曲集〜あなたの、美しい瞳のまなざしゆえに (デュファイ)
09ブクスハイム・オルガン曲集〜わたしの顔が蒼ざめているのは (デュファイ)
10ロッハム歌集〜ある貴き生まれの少女 (作者不詳)
11ブクスハイム・オルガン曲集〜苦しい悲しみは計り知れず (バンショワ)
12ブクスハイム・オルガン曲集〜おお美しき薔薇 (ベディンガム)
13ブクスハイム・オルガン曲集〜なぜなら恋をしているから (ダンスタブル)
14ブクスハイム・オルガン曲集〜ポルトガルの調べ (デュファイ)