ミニ・レビュー
ジャン=ピエール・ランパルの父君は、花の都パリに背を向けて港町マルセイユを生涯離れることはなかった。そのフルート道は“マルセイユ楽派”と呼ばれ、それが本アルバムでのグループ名にもなっている。ランパルが自らの後継者と目していた達人たちの名演は、軽やかで洒脱なフランス音楽の王道を示すもの。
収録曲
013本のフルートのためのトリオ第5番ト短調op.19 (ドゥヴィエンヌ)
023本のフルートのためのトリオ ト長調 (ベートーヴェン)
032本のフルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 (J.C.F.バッハ)
04リゴレット幻想曲op.38 (2本のフルートのための) (フランツ&カール・ドップラー)
05「ターフェルムジーク第2集」〜第2番四重奏曲ニ短調 (テレマン)
062本のフルートのための魔笛1792年版〜No.17「恋人か女房があればいいが」 (モーツァルト)
07スケルツィーノop.55第6番 (アンデルセン)
08チャルダッシュ (ドップラー)
演奏
エコール・マルセイエーズ・トリオ(クラウディ・アリマニー,工藤重典,吉田杏奈(FL)) (3)〜(5)(7)(8)大背戸亜紀子(P)