ミニ・レビュー
前作「Blue Zone」から実に6年ぶりの工藤静香のシングルはバラード。キャッチーなメロディ・ラインにストリングスのアレンジが加わりドラマティックな世界を描いている。カップリングの「Simple」は一転してジャニーズ系のアレンジ。やはり、少なからず影響しあうのかな。
ガイドコメント
オリジナルとしては約2年10ヵ月ぶりとなるシングル。結婚、出産、育児を経た彼女が、気負いなく自然体で新しいサウンドの要素を取り入れた、ナチュラルかつ透明感にあふれた注目作だ。ダイハツ「Tanto」CM曲。
収録曲
01Lotus〜生まれし花〜
前作より約3年ぶりのリリースとなるシングルは、壮大なスケールのバラード。16ビートの細かなリズム、シンプルで印象に残るポップなメロディ・ラインを気負うことなく歌いこなしている。打ち込みながら、ストリングスを活かしたドラマティックなアレンジが彼女の歌を一段と盛り上げている。
02Simple
「Lotus〜生まれし花〜」のカップリングの本作は、小幡英之がコンポーズ、アレンジと全面参加、彼らしいブラック・ミュージックの影響を持ちながらもメロディアスなサウンドをクリエイトしている。工藤静香は、バウンス16ビートという、日本人には難しいといわれるリズムを、ファンキーに歌いこなしている。
03Lotus〜生まれし花〜 (less vocal)