ミニ・レビュー
(12)(6)(7)(2)(1)の順に発売されたシングルを含む今どきのベスト的ファースト・アルバム。ただし、平易でがむしゃらな歌詞やフラット気味の音程ゆえに、かえって胸に響く楽曲が多く、“今どき”と簡単に侮れない。これは彼女の類まれな才能だ。計算尽くめのJ-POPに食傷気味な人にオススメ!
ガイドコメント
2002年11月にリリースされた1stアルバム。再レコーディングされた「青い青いこの地球に」のほか、シングル曲を網羅。まっすぐなヴォーカル、歌声と泣きの入ったメロディ、さらに本人による作詞曲など上原あずみの魅力が全開。
収録曲
01無色
都会の曇った夜空のようにどこかミステリアスで、触れたら壊れそうな繊細な雰囲気を持つメロディ。キャッチーなサウンドの裏には、どこか厭世的とも言える寂しさが隠れているようだ。
02Lazy
03Tear Drop
04One's Love
05ask me
06Special Holynight
“やっぱりクリスマスは楽しまなきゃ!”というかわいらしいポップ・ソング。聴いているうちに思わず笑顔がこぼれてしまうような、ハッピーなサウンドが楽しい雰囲気を演出してくれる。
07Bye Bye My BLUE SKY
rumania montevideoの三好誠による上原あずみの3rdシングル。60年代歌謡曲&GSを彷彿させるレトロ・テイストに哀愁を含んだメロディは、男女問わずハンサムな気分に浸りたいときに。
08Clash!Clash!
09Stay with me
10Deep Black
11I Love You
12青い青いこの地球 (ほし)に
GSテイストとジャングルのビートが融合されたような、少しレトロな雰囲気を醸し出すサウンドは、ただのガール・ポップには飽き飽きという人にはオススメ。この疾走感あふれるビートに身をまかせたい。