ミニ・レビュー
これまで幅広いジャンルの歌を手がけてきたソプラノ歌手、柴田智子の、初のクラシカル・アルバム。クラシックの基礎に、ミュージカルやポップスで養った自在さを重ねるスタイルは、ムーアの歌曲と一番相性が良い。素直だが天使的ではない、人間味あふれる歌唱だ。
ガイドコメント
ニューヨークと東京を拠点に活躍している柴田智子の、久しぶりのソロ・アルバム。柴田の原点ともいえる作品を並べ、ミュージカルを歌った『マンハッタン・ドリーム』と呼応するアルバムともなっている。
収録曲
01「アメリカの古い歌」2〜川のほとりで (コープランド)
02「アメリカの古い歌」2〜小さな子馬たち (コープランド)
03「ベイビー・ドウのバラード」〜シルバーアリア (ムーア)
04「ベイビー・ドウのバラード」〜柳の歌 (ムーア)
05歌劇「トスカ」〜歌に生き、恋に生き (プッチーニ)
06歌劇「トゥーランドット」〜お聞きください、ご主人様 (プッチーニ)
07歌劇「ツァイーデ」〜安らかにお休み、私のいとしい命よ (モーツァルト)
08歌劇「フィガロの結婚」〜恋とはどんなものかしら (モーツァルト)
09歌劇「皇帝ティートの慈悲」〜涙する以外の何事も (モーツァルト)
10歌劇「ジュリアス・シーザー」〜もし私に憐れみを感じて下さらないのなら (ヘンデル)
11「アメリカの古い歌」1〜遠い昔 (コープランド)