ミニ・レビュー
ポップなメロディとウィスパー・ヴォイスで、90年代はじめに渋谷系まわりで愛された女性シンガーのアルバム。あれから20年以上経っているにも関わらず、メロディも歌も甘くみずみずしいあの時のまま。華奢な音楽の陰にひそむタフネスに思いを寄せると、聴こえ方が変わってきます。
ガイドコメント
南フランスのニームで生まれたウィスパー・ヴォイスの歌姫、キャシー・クラレの2018年発表のアルバム。ネオアコースティックなサウンドを基調にフレンチ・ポップの薫りがミックスされていて、生命力あふれる一枚に仕上がった。
収録曲
01プリマベーラ (春)
02マ・メゾン (わたしの家族)
03レ・パピヨン (蝶々)
04ボジェレー (2017 new recording version)
05ソラ (ひとり)
06ナナ・ドゥ・ラ・リベルテ (自由の子守唄)
07ラ・チカ・デル・ビエント (風の中の少女) (2017 new recording version)
08レクエルドス (思い出)
09スール・オ・モンド (この世界でひとりきり)
10トンブ・ラ・ネージュ (雪が降る)
11ピル・ウ・ファス (表か裏か)
12セピュルクラル (重苦しい静寂)