ミニ・レビュー
彼が作曲家としての自身を取り戻すために、どうしても書かなければならなかった作品がここにある。独特の息の長い旋律の流れ、沈潜から壮麗な響きにいたる音響空間の波、それを構築する理知と時間性の中に見え隠れする清冽なリリシズム。これこそ新垣 隆の世界だ。
ガイドコメント
クラシックの名門レーベル「Decca」からリリースされた、『交響曲第1番〈HIROSHIMA〉』から13年ぶりとなる交響曲。再びオーケストラ曲を書かなければならないという信念のもと、音楽に真摯に向き合った作品に仕上がっている。