ミニ・レビュー
武満徹がニコレのために作曲した(6)を中心に、fl、va、hpによる近代・現代の音楽を集めたCD。昨年2月の新録音で演奏はもちろんのこと距離感、音質もよくとても気持ちがいい。3人の柔らかな音色が溶け合って、淡く夢見心地な、幻想的な空間が広がる。
ガイドコメント
最新のデジタル録音による名盤を揃えたシリーズ《PHILIPS定盤》50点中の1枚。武満徹の曲を中心とした、近現代の室内楽作品集。3人の音色が溶け合い、美しく幻想的な空間を現出。
収録曲
01小組曲 (オネゲル)
02二重奏曲 (フルートとヴィオラのための) (デニーソフ)
03海へ3 (アルト・フルートとハープのための)
04ラクリメ (ヴィオラとハープのための) (ブリテン)
05ソナタ (フルートとヴィオラ、ハープのための) (ドビュッシー)
06そして、それが風であることを知った (フルートとヴィオラ、ハープのための) (武満徹)
演奏
オーレル・ニコレ(FL) 吉野直子(HP) 今井信子(VA)