ミニ・レビュー
マンフレッド・マンズ・アース・バンドは、60'sのマンフレッド・マン、さらにはマンフレッド・マンズ・チャプターIIIを経て71年に結成された。バンドは、オーストラリア人ヴォーカリスト、ミック・ロジャース在籍時の前期(フィリップス→ヴァーティゴ→ブロンズ)、ミック脱退後の新メンバー中心の後期に分かれるが、ここで紹介する6枚はその後期(ブロンズ・レーベル)の作品群。後期はメンバーの入れ替わりが激しく、一方で旧メンバーがゲストで参加するなど、マンフレッド・マンの構想の下に適材適所にメンバーを配置して活動した感が強い。またスプリングスティーンの作品をいち早く取り上げてヒット(76年『静かなる叫び』収録)させるなど、先見の明があるのも特徴の一つ。ディランの作品をカヴァーした「マイティー・クイン」(78年『ウォッチ』収録)も再ヒットさせている。★
ガイドコメント
マンフレッド・マン、さらにはマンフレッド・マンズ・チャプターIIIを経て結成された、マンフレッド・マンズ・アース・バンドの1976年発表作。スプリングスティーンの作品をいち早く取り上げてヒットさせたことでも話題となった1枚。
収録曲
01BLINDED BY THE LIGHT
02SINGING THE DOLPHIN THROUGH
03WITER THERE'S A YAWN IN MY EAR
04THE ROAD TO BABYLON
05THIS SIDE OF PARADISE
06STARBIRD
07QUESTIONS
08SPIRITS IN THE NIGHT
09BLINDED BY THE LIGHT