ミニ・レビュー
初めてのアルバムだが、ヨーロッパでも活躍している中堅世代の花村だけに、成熟した演奏。名弓で弾く名器ストラディヴァリウス、という企画も安定したテクニックだからこそ生きるというもの。多彩な小品たちが、その芳醇な音色によって艶やかに蘇る。センスが光る藤井のピアノも素晴らしい。
収録曲
01シャコンヌ (ヴィターリ)
02祈りop.23-1 (サラサーテ)
034つのロマンティックな小品〜第1曲 (ドヴォルジャーク)
04愛の悲しみ (クライスラー)
05前奏曲とアレグロ (クライスラー)
06ヘブライの旋律 (J.アクロン)
07スペイン民謡組曲 (ファリャ)
08ツィガーヌ (ラヴェル)
09夢のあとに (フォーレ)
10ノクターン第20番嬰ハ短調 (遺作) (ショパン/ミルシティン編)
113つのロマンスop.94-2〜第2曲 (シューマン/クライスラー編)
12「タイス」の瞑想曲 (マスネ)
13シチリアーノ (パラディス)
14グラーヴェ (J.ベンダ)
15四季「冬」〜ラルゴ (ヴィヴァルディ)