ミニ・レビュー
ジャニーヌ・アンドラード(1918〜)は、かのティボーにも師事した、知る人ぞ知るフランスのヴァイオリニスト。円熟期の彼女がスプラフォン・レーベルに残した2枚の集大成。洗練された感覚(これぞエスプリ)によって、すみずみまで気品高く美しい。
ガイドコメント
アンドラードは、ティボー、フレッシュに師事したフランスの女性ヴァイオリニスト。録音の少ないアンドラードは日本ではほとんど無名だが、今回その実力がやっと明らかになる。本邦初発売の逸品。
収録曲
01ロンド (モーツァルト/クライスラー編)
02メロディ (グルック/クライスラー編)
03ベートーヴェンの主題によるロンディーノ (クライスラー)
04マラゲーニャ (アルベニス/クライスラー編)
05ハバネラ形式による小品 (ラヴェル/クライスラー編)
06スペイン舞曲 (ファリャ/クライスラー編)
07グラーヴェ〜W.F.バッハのスタイルによる (クライスラー)
08シチリアーノとリゴードン〜フランクールの主題による (クライスラー)
09メヌエット〜ポルポラのスタイルによる (クライスラー)
10無言歌 (チャイコフスキー/クライスラー編)
11ラ・カンパネラ (パガニーニ/クライスラー編)
12ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ長調 (モンドンヴィユ)
13組曲ハ短調〜アダージョ・エスプレッシーヴォ (マテゾン)
14常動曲op.34 (リース)
1512のソナタ〜ヴァイオリン・ソナタ第1番ハ長調 (ペルゴレージ)
16歌劇「栄光の神殿」〜ガヴォット (ラモー/リース編)
17ラ・カンパネラ (パガニーニ/クライスラー編)
演奏
ジャニーヌ・アンドラード(VN) アルフレート・ホレチェク(P)