ミニ・レビュー
カラヤン初の「四季」として話題になったもの。基本的な解釈はEMIのムター盤と変りなくシンフォニックだが、カラヤン色が徹底しているのは当CDだろう。アルビノーニ、コレルリも人工美の極致といえよう。音質も十分にいい。
ガイドコメント
大きめの編成により、バロック音楽をゴージャスな雰囲気で満喫できる1枚。ベルリン・フィルの名コンサートマスター、シュヴァルベが溢れんばかりの輝かしい音色で魅了する。
収録曲
〈協奏曲集「四季」〉
01協奏曲第1番ホ長調op.8-1「春」 (ヴィヴァルディ)
02協奏曲第2番ト短調op.8-2「夏」 (ヴィヴァルディ)
03協奏曲第3番ヘ長調op.8-3「秋」 (ヴィヴァルディ)
04協奏曲第4番ヘ短調op.8-4「冬」 (ヴィヴァルディ)
05弦楽とオルガンのためのアダージョ ト短調 (アルビノーニ)
06合奏協奏曲第8番op.6-8 (コレルリ)
演奏
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1)〜(4)ミシェル・シュヴァルベ(VN) (5)ヴォルフガング・マイヤー(OG)