ミニ・レビュー
今世紀の名手たちがアレンジしたバロック時代の名作を中心に、彼女自身の編曲をも採り入れて構成。すでに世界レベルのハーピストだった彼女の技量をうかがわせる。ハープの持つ繊細な甘さのなかに凛とした響きも聴かせ、さらに高いところを目指す彼女の姿が見える。
ガイドコメント
クレーメルとの共演以来、3年ぶりのソロ・アルバム。今回はバロックの名曲を集め、ハープの音色・表現力を最大限に生かした構成となっています。吉野直子自らも録音時に編曲を加えた意欲作。
収録曲
01チェンバロ・ソナタ第4番〜トッカータ (パラディシ)
02サラバンド (クロフト)
03グラウンド (同)
04無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV1006〜プレリュード (J.S.バッハ)
05「オルフェの宝」〜パヴァーヌとブランル (フランシスク)
06パッサカリア (ヘンデル)
07トッカータ (ルイエ)
08無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV1001〜フーガ (J.S.バッハ)
09ソナタ ハ短調 (ペシェッティ)
10カノン (パッヘルベル)
11イタリア協奏曲ヘ長調BWV971〜アンダンテ (J.S.バッハ)
12ジーグ (コレッリ)