ミニ・レビュー
新曲(1)を含むベスト・アルバム。(7)をはじめとする一連のブルースものに漂う“艶”はこの人ならでは。昭和40年代の酒場のイメージが強烈に想起される。新曲はかなり枯れてます。(3)のイントロのギターがJ.ガイルズ・バンドにクリソツでビックリ。
ガイドコメント
ハスキーで色気に満ちたヴォーカルが最大の魅力である青江三奈のオリジナル・ベスト・アルバム。最新シングルまで収録したこの作品をムーディな夜のお供にいかかでしょうか。
収録曲
01しのび逢いそっと
02恋命
03女とお酒のぶるーす
04国際線待合室
05札幌ブルース
06長崎ブルース
07伊勢佐木町ブルース
青江三奈の名づけ親である川内康範作詞のご当地ソング。曲中に挿入されるアエギ声も濃厚なら、「ドゥドゥビドゥビドゥビ」と歌うオノマトペも強烈な黒光りブルース最高峰。昭和男児はこの曲で精神的割礼を済ませた。
08池袋の夜
09恍惚のブルース
10新宿サタデー・ナイト
11木屋町の女
12盛岡ブルース
13大阪ブルース
14昭和おんなブルース
15ふられぐせ
16中州・那珂川・涙街
17雨に咲く花
18大田 (テジョン)ブルース