ミニ・レビュー
音響インストの雄と哀愁フォーキー歌唱の雄が、多岐すぎる選曲のカヴァー作にて競演。静かに破天荒な実験精神が、原曲の魅力をわずかに残したうえで容赦なく三枚おろし。そんな両者の料理人ぶりは全編通じてスリリングだが、とくに(9)は原曲と交互に聴きたくなるほど名演。★
ガイドコメント
交流の長い二人、ボニー・プリンス・ビリーことウィル・オールダムとトータスの初共演作。すべてカヴァーを収録したもので、様々なジャンルを取り上げてお互いの持ち味を存分に発揮している。
収録曲
01クラーヴォ・イ・カネーラ (クローヴとシナモン)
02THUNDER ROAD
03IT'S EXPECTED I'M GONE
04DANIEL
05LOVE IS LOVE
06PANCHO
07THAT'S PEP!
08SOME SAY (I GOT DEVIL)
09CALVARY CROSS
10ON MY OWN