ダイナミックなサウンドに包まれた力強いナンバー。歌詞では宗教の違いによる争いがテーマとなっており、とてもポリティカルな歌といえる。荘厳な祈りのフレーズをアクセントに、シャキーラの力強い意志がみなぎるヴォーカルが心に残る。

切ない旋律に彩られた失恋ソング。カルロス・サンタナがゲストで参加し、いかにも彼らしい哀愁のギター・プレイを披露している。曲作りからアレンジまでこなす才能の持ち主のシャキーラだが、ここではソングライターとしての非凡さを存分に発揮している。

フージーズのフロントマン、ワイクリフとの共同制作／共演により、2006年最大のラテン・アンセムとなったレゲトン・キラー・チューン。ラテンをベースに、ヒップなダンス・トラックへと仕上げたセンスには感服。PVでのセクシーなダンスも必見だ。

スパニッシュ・ギターを効果的に配したりと、ラテン・テイストをまぶしたワイルドなナンバー。ここで歌われている“アニマル・シティ＝食うか食われるかの世界”とは、彼女自身が身を置くショウ・ビジネス界と捉えることもできる。

彼を別の女性に取られて、嫉妬心を剥き出しにする主人公の心情を赤裸々に綴ったナンバー。ギターを中心とするバンド・アンサンブルは緊張感がみなぎり、それに呼応するようにシャキーラのヴォーカルも扇情的に迫ってくる。

スペイン語で発表のアルバムに「ディア・エスペシアル：特別な日」というタイトルで収録されていた曲の英語ヴァージョン。アルゼンチンのロック・バンド、ソーダ・ステレオのリーダーだったグスタボ・セラティが全面参加した、前向きな気持ちにあふれるロック・チューンだ。

「私の夢が予定に変わってしまったの？」という一節に要約される、切ない心情の変化を綴ったナンバー。マイナー調のセンチメンタルなメロディを情感込めて歌うシャキーラもまた魅力的で、ファルセットを巧みに使うことで表現を豊かなものにしている。

ヴァラエティに富んだ楽曲が並ぶアルバム『オーラル・フィクゼイション vol.2』の中で、とびきり異色なムードを漂わせる1曲。男性に向けて挑発的な言葉を連発する、かなり“高飛車”な女性というテーマを、オールド・スタイルなトラックに乗せて歌っている。

「あなたが抱いてくれなければ、私の人生は無意味なことばかりなの……」と歌われるラブ・ソング。情熱的なシャキーラのヴォーカルに加え、クラシカルな調べを奏でるストリングスが、楽曲全体に格調をもたらしている。

激しいサウンドに彩られたギター・ロック・ナンバー。「コスチュームが道化師を生み出す」というフレーズは、言い換えれば「素顔の私を見て」という意味にもとれる。女性ならではの自己主張をテーマとしたナンバー。

スペイン語でのアルバムに「エン・トゥス・プピーラス：あなたの瞳」というタイトルで収録されていた曲の英語ヴァージョン。サビのフレーズを一部フランス語で歌っているのがユニークで、情熱的なラブ・ソングをいっそう一層味わい深いものにしている。

ポップなダンス・トラック仕立てなので、一聴すると楽しい曲に思えてしまうが、詞の内容は東ティモールにおける政治問題に言及したもの。妙に深刻ぶらず、陽気に歌い飛ばすパワーが国民には必要だと、シャキーラ流のメッセージを発信している。

スペイン語での歌唱によるアルバム『フィハシオン・オラルvol.1』収録曲で、全米ラテン・チャートで大ヒットを記録したシャキーラの代表作。本作はその別ヴァージョンで、いかにもラテンっぽい情熱的なダンス・チューンを楽しむことができる。

「Don't Bother」の別リミックス・ヴァージョン。オリジナルはギター・ロック的なサウンドだったが、ここではリズムを強調させると同時に、キーボードのリフなどをアクセントとして加えることで、より“踊れる”仕上がりとなっている。