ミニ・レビュー
ウディ・ガスリーやフィル・オークスの影響を受けたパンク・ミュージシャン、ビリー・ブラッグが、80年代にリリースしたアルバムが紙ジャケCD化。デビュー・アルバム『ライフズ・ア・ライオット・ウィズ・スパイVSスパイ』は、デモ・テープ代わりにレコーディングした弾き語りをそのままリリースしただけあって、スカスカながら強力なメロディ・ラインが印象的。またビリーといえば社会的なメッセージ・ソングのイメージが強いが、ここではラブ・ソングを多く歌っている。セカンド・アルバム『ブルーイング・アップ・ウィズ・ビリー・ブラッグ』では、政治的な歌詞が多くなり、ストーンズのカヴァーなど彼のルーツも垣間見ることができる。『トーキング・ウィズ・ザ・タックスマン・アバウト・ポエトリー』『ワーカーズ・プレイタイム』は、バンド・スタイルで米国音楽にも通じるようなサウンドを聴かせてくれる。
収録曲
01THE MILKMAN OF HUMAN KINDNESS
02TO HAVE AND TO HAVE NOT
03RICHARD
04A NEW ENGLAND
05THE MAN IN THE IRON MASK
06THE BUSY GIRL BUYS BEAUTY
07LOVERS TOWN REVISITED
08STRANGE THINGS HAPPEN
09THE CLOSE 1
10LOVE LIVES HERE
11SPEEDWAY HERO
12LOVING YOU TOO LONG
13THIS GUITAR SAYS SORRY
14LOVE GETS DANGEROUS
15THE CLOTH 2
16THE MAN IN THE IRON MASK
17A13, TRUNK ROAD TO THE SEA
18FEAR IS A MAN'S BEST FRIEND