ミニ・レビュー
ダブル・メインといった組み合わせ。「シェエラザード」は大げさな表情を避け、オーケストラをゆったりと鳴らす。特に第3楽章がきれい。ヴァイオリン・ソロも秀逸。「展覧会」も同様にふっくらとした響きが心地よく、各曲ごとの腕達者たちの妙技が堪能できる。
ガイドコメント
マーツァル&チェコ・フィルの組み合わせでチャイコフスキー、ドヴォルザーク、マーラーなどのシリーズ録音が次々と好評を得ているが、本作ではリムスキー=コルサコフとムソルグスキーを選曲。ダイナミックでかつ繊細な音の饗宴が繰り広げられている。
収録曲
リムスキー=コルサコフ:
[Disc 1]
01交響組曲「シェエラザード」op.35●ムソルグスキー (ラヴェル編):
[Disc 2]
01組曲「展覧会の絵」
演奏
ズデニェク・マーツァル指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 [1] ボフミル・コトメル(VN)