ミニ・レビュー
初期バロックの作曲家ベッリは詩を重視して大胆なハーモニーで歌の旋律を彩った。珍しい楽器を含むル・ポエム・アルモニークが繰り広げる進取の気象に富んだ演奏は、英訳歌詞を丹念に読んで聴いてほしい。言葉に対応する斬新な和声に目から鱗が落ちるだろう。★
収録曲
01フィオレンツァのアリア (ブオナメンテ)
02灼けつくように (ベッリ)
03美しい眼差し、清らかな眼差し (ベッリ)
04ああ、わが生の日々は儚し (ベッリ)
05シンフォニア (ロレンツォ・アレグリ)
06太陽をまとった美しい乙女よ (ベッリ)
07ニンファたちのバッロ (ロレンツォ・アレグリ)
08わが魂よ、ああ何を思うか、ああ何をするのか (ベッリ)
09このおれを見放そうというのか (ベッリ)
10バッロ「ラ・セレーナ」 (ロレンツォ・アレグリ)
11燃えさかるあなたの視線が、凍てついた心に火をつける (ベッリ)
12あまたの戦利品も、勝利の冠も (ベッリ)
13おれに冷たい、美しい眼差し (ベッリ)
14人間は不幸、生まれたときから (ベッリ)
演奏
ギュメット・ロランス(MS) ヴァンサン・デュメストル指揮 ル・ポエム・アルモニーク