ミニ・レビュー
サン・パロール=言葉のない歌、のタイトルどおり、ヴォカリーズ作品を集めた企画性豊かな一枚(「パストラーレ」のみ歌詞あり)。20世紀前半に書かれたものが多いが、ほのかな抒情と官能性をまとう曲が多いのは、生身の声の可能性を引き出したゆえか。小泉の伸びやかな歌唱も聴きもの。
ガイドコメント
ヴォカリーズとは、歌詞を伴わない歌唱法を指す言葉。本作は、陰影や強弱など声のもつ表現力がひときわ際立つヴォカリーズの、古今の名作を集めたアルバムだ。小泉惠子による色彩感豊かなヴォーカルで楽しめる。
収録曲
01ヴォカリーズ練習曲 (フォーレ)
02ハバネラ形式の小品 (ラヴェル)
03ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
04ヴォカリーズ練習曲 (メヌエット形式) (パルムグレム)
05モーツァルトのテーマ「ねえ!ママ聞いて!」による華麗なるヴァリエーション (A.シュミット)
06ヴォカリーズ練習曲 (タイユフェール)
07ヴォカリーズ練習曲 (マルティヌー)
08ヴォカリーズ練習曲 (メシアン)
09ヴォカリーズ練習曲 (オネゲル)
10ヴォカリーズ練習曲 (F.プーランク)
11ヴォカリーズ (チェノウェス)
12「悲歌」ヴォカリーズ (バルザレッティ)
13ヴォカリーズ練習曲 (ヴィッタディーニ)
14ヴォカリーズ練習曲 (ユー)
15パストラーレ (コープランド)
演奏
小泉惠子(S) 花岡千春(P) (5)宮本明恭(FL)