ミニ・レビュー
ゲルハーヘルの歌にはえも言われぬアイソレーションが漂う。ハイ・バリトン的な柔らかな声質ながら発音は明解。表現も柔軟で感情の機微を豊かに描き出す。今度はシューマンが標的。いわば繊細な感情表現は彼の本領発揮の感。フーバーのピアノも秀逸。
ガイドコメント
2004年発表の『詩人の恋~シューマン歌曲集』に続く、ゲルハーヘルのシューマン第2弾。ドイツ・リートの第一人者との評価を得たゲルハーヘルだが、このシューマンでも、作品の深奥に迫る見事な演奏を繰り広げている。
収録曲
シューマン:
01スペインの歌芝居op.74~メランコリーop.74-6
02リーダークライスop.39
035つのリートop.40
046つの詩~ある画家の歌の本よりop.36
05竪琴弾きの歌op.98b~第4曲 涙を流しながらパンを食べたことのない人たち/第6曲 孤独にひたりこんでいるものは/第8曲 わたしは家々の裏戸口へそっとしのび寄っては
06歌曲集「スペインの愛の歌」op.138~第2曲 ぼくは心深く苦痛を抑え
073つの歌op.83~第3曲 隠者
演奏
クリスティアン・ゲルハーヘル(BR) ゲロルト・フーバー(P)