ミニ・レビュー
協奏曲はオリジナル版、八重奏曲はクリティカル版を使用した演奏。とにかく元気がいい。それは溌剌を通り越して猛々しくもあり、旧来の淡くノーブルなメンデルスゾーンに慣れた人には、ちょっと居心地が悪いかも。されど若者の名技術集団らしい演奏。
ガイドコメント
ホープのドイツ・グラモフォン移籍第1弾アルバム。ホープらしい凝ったカップリング構成で、協奏曲は、1844年のオリジナル版を使用している。才人、ホープの面目躍如とした仕上がりだ。
収録曲
メンデルスゾーン:
01ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64
02弦楽八重奏曲変ホ長調op.20
033つの歌曲 (ヴァイオリンとピアノのための編曲版)〜魔女の歌op.8-8/ズライカop.34-4/歌の翼にop.34-2
演奏
ダニエル・ホープ(VN) (1)トーマス・ヘンゲルブロック指揮 ヨーロッパ室内管弦楽団 (2)ヨーロッパ室内管弦楽団のソリストたち (3)セバスティアン・ナウアー(P)