ミニ・レビュー
“変幻自在”という言葉が目の前で踊り出すような音の饗宴。メイエ、ルサージュの悪童仲間にモレッティ(sax)まで加わって、純粋に音として、音楽作品として、そして演奏として、あらゆるアスペクトの愉悦が、破天荒にしてくそ真面目に展開される。
ガイドコメント
クラリネットのメイエが中心となり、フランスの名手たちが集ったミヨーの名演集。スカラムーシュはサックスとオケ伴奏版という珍しいものを収録しており、ミヨーの目くるめく世界が堪能できる。
収録曲
ミヨー:
01スカラムーシュ (サクソフォンと管弦楽のための組曲)op.165c
02打楽器と小管弦楽のための協奏曲op.109
03クラリネット協奏曲op.230
04エクスの謝肉祭 (ピアノとオーケストラのための幻想曲)op.83b
05ピアノ、ヴァイオリンとクラリネットのための組曲op.157b
演奏
ポール・メイエ指揮 リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団 (1)ファブリス・モレッティ(SAX) (2)ヘールト・フェアシュレーヘン(PERC) (3)(5)ポール・メイエ(CL) (4)(5)エリック・ル・サージュ(P) (5)テディ・パパヴラミ(VN)