ミニ・レビュー
80年フィンランド生まれのインキネンが、2008年1月から音楽監督をつとめるニュージーランド響を率いて描くスタイリッシュなシベリウス。冷たい光を放つ弦合奏の魅力と、凍てつくようなブラスの強靱さが融合した独自の音楽。注目すべき若き才能だ。
収録曲
シベリウス:
01交響詩「夜の騎行と日の出」op.55
02舞踏間奏曲第3番「パンとエコー」op.53a
03「ベルシャザール王の饗宴」組曲op.51〜東洋風の行列/孤独/夜曲/カドラの踊り
042つの管弦楽作品集〜森の精/舞踏間奏曲
05付随音楽「死」op.44&op.62〜悲しきワルツop.44-1/鶴のいる風景op.44-2/カンツォネッタop.62a/ロマンティックなワルツop.62b
演奏
ピエタリ・インキネン指揮 ニュージーランド交響楽団