ミニ・レビュー
シャルパンティエ(1643〜1704)の再評価が進んでいる。ルイ14世の楽長の座を争ってリュリに敗れ不遇の生涯を送った彼だが、教会音楽を中心に秀逸な曲がこんにち日の目を浴びる。清明で温かみのある響きと味わいのあるアンサンブルがこころの琴線に触れる。
収録曲
01王の息子のための祈りH.166 (シャルパンティエ)
02リード上のフーガ (マルシャン)
03ひとり洞窟で泣き暮らしたH.373 (シャルパンティエ)
04オルガンのフルー管 (マルシャン)
05聖処女のための死者の嘆願H.328 (シャルパンティエ)
06テノールの三度管 (マルシャン)
07水を欲する鹿のようにH.174 (シャルパンティエ)
08おお、救いの生贄よ (シャルパンティエ)
09フーガ (マルシャン)
10王太子快癒のための感謝の祈り (シャルパンティエ)
演奏
フレデリク・デザンクロ(OG,COND) アンサンブル・ピエール・ロベール