ミニ・レビュー
コルトレーン・カルテットの初代ピアニストだったキューンが初めて正面からコルトレーン・ミュージックに挑んだ作品。彼とロヴァーノの美しいプレイに身を洗われる思いがした。コルトレーンが最晩年に残した演奏に通ずる美しい響きが強い余韻を引く。
ガイドコメント
スティーヴ・キューン・トリオにジョー・ロヴァーノを加えたカルテットが、“サックスの神様”と呼ばれるジョン・コルトレーンゆかりのナンバーをプレイ。交わるところのなさそうな3要素がECMレーベル特有の美的感覚に包まれ、見事に調和した一枚。
収録曲
01WELCOME
02SONG OF PRAISE
03CRESCENT
04I WANT TO TALK ABOUT YOU
05THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES
06LIVING SPACE
07CENTRAL PARK WEST
08LIKE SONNY
09WITH GRATITUDE
10CONFIGURATION
11JIMMY'S MODE
12SPIRITUAL
13TRANCE
演奏
スティーヴ・キューン(P) ジョー・ロヴァーノ(TS) デヴィッド・フィンク(B) ジョーイ・バロン(DS)