ミニ・レビュー
鋭敏な感覚で綴られた前奏曲、豊かな表情のバラードなど、20代の演奏とは思えない完成度を持つ。自在な表情を加えた協奏曲1番の即興性にも耳目をひかれる。珍しいレパートリーながら孤高のピアニストらしい反骨精神に富んだユニークな表現と言ってよい。
ガイドコメント
グルダの50年代半ばの録音を中心としたショパン・アルバム。デッカ録音のバラキレフ版協奏曲以外はすべて初発売の音源で、息子のパウルが監修を担当している。グルダの即興演奏を基にした作品も興味深い。
演奏
フリードリヒ・グルダ(P) [1] (2)エイドリアン・ボールト指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団