ミニ・レビュー
17世紀、脈々と流れる北ドイツのオルガン音楽の伝統は、奔流となって後のバッハに受け継がれていく。ここでは輝かしい才能を持つ二人の作品を、現在屈指の名手が2台のシュニットガー・オルガンを駆使して鮮やかに蘇らせている。バッハにつながる黄金期の傑作を堪能できる。
ガイドコメント
バッハのオルガン作品に大きく影響し、北方ドイツのオルガン音楽を語るうえで欠かすことのできない二人の音楽家を取り上げている。バッハの演奏で大きな足跡を残してきたフォクルールによる、注目の一枚だ。
収録曲
ブルーンス:
01前奏曲ホ短調1
02前奏曲ト短調
ライケン:
03コラールファンタジア「バビロンの流れのほとりで」
04フーガ ト短調
05コラールファンタジア「苦境のさなか、我らに訪れるのは」
ブルーンス:
06前奏曲ホ短調2
07コラールファンタジア「今ぞ来たれ、異教徒の救い主」
08前奏曲ト長調
録音
(1)(2)(6)〜(8)98.10 (3)〜(5)99.2