ミニ・レビュー
サヴォイ移籍第1弾。音楽至上のビルはギターにも囚われないし、本作のドラマー、ロイストンもヴィオラのカンも奔放な奏者。カントリー調あり、自作以外にブルース、スウィングの“リメイク”あり。そして一貫して保たれる聴き覚えある郷愁に似た感触。アッという間に聴き終える楽しさ。★
ガイドコメント
単なるジャズ・ギタリストと呼ぶにはあまりに巨大な音楽家。本作はヴィオラとドラムスを従えたトリオ作品で、鬼才ならではの編曲によるカヴァーからセンスの光るオリジナルまで全16曲を収録。
収録曲
01LOVE SICK
02WINSLOW HOMER
03BEAUTIFUL DREAMER
04A WORTHY ENDEAVOR
05IT'S NOBODY'S FAULT BUT MINE
06BABY CRY
07BENNY'S BUGLE
08TEA FOR TWO
09NO TIME TO CRY
10BETTER THAN A MACHINE
11GOIN' OUT OF MY HEAD
12WORRIED WOMAN
13KEEP ON THE SUNNY SIDE
14SWEETIE
15ALL WE CAN DO
16WHO WAS THAT GIRL?
演奏
ビル・フリゼール(G) エイヴィン・カン(VA) ルディ・ロイストン(DS)