ミニ・レビュー
川島基は、東京音大を出て、いくつかの国際コンクールで優勝ないし上位入賞を果たし、国内外で活動する期待のピアニスト。バレエ曲のピアノ版というコンセプトで、興味深く聴けた。川島のピアノは、硬質で躍動感とリリシズムに富んだなかなか魅力的な特徴を持っている。次作も期待できそうだ。
収録曲
01「火の鳥」〜魔王の踊り/子守歌/終曲 (ストラヴィンスキー)
02「スパルタクス」〜アダージョ (ハチャトゥリアン)
03「ロミオとジュリエット」より10の小品op.75〜第4曲「少女ジュリエット」/第6曲「モンターギュ家とキャピュレット家」/第7曲「僧ロレンツォ」/第8曲「マーキュシオ」/第10曲「別れの前のロミオとジュリエット」 (プロコフィエフ)
04「三角帽子」よりの3つのダンス〜粉ひき女の踊り/隣人たちの踊り/粉屋の踊り (ファリャ)
05「コッペリア」〜ワルツ (ドリーブ)