ミニ・レビュー
ベルリン在留の邦人音楽家によって心温まる演奏が繰り広げられるライヴ。クプコヴィッチが書き下ろした「2011年3月11日の犠牲者のために」はこの日初演された。3オーケストラのメンバーによる番場俊之、モーツァルト、ドヴォルザークの室内楽にも深い感銘を受ける。
ガイドコメント
東日本大震災で演奏活動に支障をきたした仙台フィルを支援するために開催されたチャリティー・コンサートの模様を収録。ベルリンにある5つのオーケストラに在籍する日本人演奏家らが熱い演奏を披露する。
収録曲
[Disc 1]
01弦楽セレナーデ ホ短調op.20 (エルガー)
02オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370 (モーツァルト)
032つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲ハ長調op.74 (ドヴォルジャーク)
[Disc 2]
01「2011年3月11日の犠牲者のために」 (クプコヴィッチ)
02「2つのヴァイオリンのための時の香り」 (番場俊之)
03「答えのない質問」 (アイヴズ)
042つのヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲ニ短調BWV1043 (J.S.バッハ)
演奏
沼尻竜典指揮 [1] (2)真坂亮一(OB) 米沢美佳(VN) 小林雅英(VA) クライフ・カナリウス(VC) (3)樫本大進,町田琴和(VN) 清水直子(VA) [2] (2)古武美佳,木戸恵子(VN) (4)日下紗矢子,町田琴和(VN)