ミニ・レビュー
ミュゼラーって何? と思う人は多いかも。それはフェルメールの絵でおなじみの細長い家庭用チェンバロのこと。だが家庭用とはいえそれなりに音は豊か。本盤は17世紀製造のオルガンと、現代に作られたミュゼラーによってスヴェーリンクを聴こうというもの。実に創意と才気あふれる演奏。
収録曲
スヴェーリンク:
01半音階的ファンタジア
02わが青春の日は既に過ぎたり
03スパニョレッタ (作曲者不詳 (16-17世紀))
04我ライン川に漕ぎ出し
05イギリスの定め「もしも運命の女神に愛されるなら」
06緑の菩提樹の下で
07ポーランドのアルマンド「そうでなくては」
08涙のパヴァーヌ (ジョン・ダウランド/スヴェーリンク編)
09第9旋法によるトッカータ
10暁の星はいと美しきかな (作曲者不詳 (1650年以降))
11暁の星はいと美しきかな (作曲者不詳 (スヴェーリンク周辺の作曲家))
12ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラによるファンタジア (ヘクサコード・ファンタジア)