ミニ・レビュー
シェーンベルクの第2番とシューベルトの「死と乙女」は濃厚なロマンティシズムを感じさせる熱演で、特に後者は鬼気迫るものがある。この演奏が実現した経緯も意義深い。「サンガクシャ」と長い親交のある高橋悠治の近作と新作(2014)も加え、「サンガクシャ」のDNAが痛感されるアルバムとなっている。
収録曲
[Disc 1]
01無伴奏ヴァイオリンのための「狂句逆転」 (高橋悠治)
02あけがたにくる人よ (高橋悠治)
03弦楽四重奏曲第2番op.10 (シェーンベルク)
[Disc 2]
01弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」D.810 (シューベルト)
演奏
[1] (2)(3) [2] モルゴーア・クァルテット 波多野睦美(MS) [1] (1)荒井英治(VN)
録音
[1] 2014.4 [1] (2)(3) [2] 2012.5