ミニ・レビュー
20代のシュタルケルによる、意気天を衝く演奏である。ボッケリーニの協奏曲におけるカデンツァなど、チェロをヴァイオリンのように軽々と扱うテクニックに舌を巻く。ロート四重奏団のモーツァルトでは、息の合ったアンサンブルを力強く支えるチェロが絶品だ。
収録曲
モーツァルト:
01チェロ協奏曲変ホ長調 (原曲-ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447)
ボッケリーニ:
02チェロ協奏曲変ロ長調
モーツァルト:
03弦楽四重奏曲第21番ニ長調K.575「プロシャ王第1番」
演奏
(1)(2)ヤーノシュ・シュタルケル(VC) マクシミリアン・ピルツァー指揮 キャッスル・ヒル祝祭管弦楽団 (3)ロート弦楽四重奏団(フェリ・ロート,イェネー・アンタール(VN) ニコラス・ハルシャーニ(VA) ヤーノシュ・シュタルケル(VC))