ミニ・レビュー
音のある所とない所。生々しい体温を感じさせるフルートの響きと、それとは正反対に、まったく人間臭さを感じさせない響き。形があるのかないのか、それともそんなことを意識する必要がないのか等々、聴けば聴くほど、その作品の仕掛けの途方もない面白さに引き込まれてしまう。
収録曲
ジョン・ケージ:
01フルート、アルト・フルートとピッコロのためのソロ (原曲-ピアノとオーケストラのコンサート)
022声のカノンのオブリガード付きソロとソロの主題による6つの小インヴェンション (アルト・フルート、ピアノのための再現版) (A.デニオソス編)
033声のためのコンポジション (フルート、アルト・フルートとバス・フルートのための再現版) (K.ゼンツ編)
042声のためのソナタ (フルートとバス・フルートのための再現版) (K.ゼンツ編)
05ヒムンクス
演奏
カトリーン・ツェンツ(FL) (2)トビアス・リープツァイト,(5)マキシム・マンコフスキ(VIB) (2)(5)シャラ・イアコビドウ,(5)ルドヴィク・フリショー(P)
録音
(1)(2)(5)2013.5,2014.3 (3)(4)2013.3,2014.6