ミニ・レビュー
2000年のエリザベート王妃国際コンクールで優勝したルミューはその後バロック・オペラ歌手として高い評価を受けたが今回は意表を突くコントラルトとして登場。しかもロッシーニ(10曲収録)。ボリューム感のある豊かな声質と陰影に富んだ表現力は見事でロッシーニ歌手としても超一流の片鱗を見せる。
収録曲
ロッシーニ:
01歌劇「アルジェのイタリア女」〜むごい運命よ!
02歌劇「タンクレーディ」〜おお、祖国よ!…私の心を燃え上がらせるあなた…多くの不安と
03歌劇「タンクレーディ」〜なんという出会い!…ほっといてくれ。聞きたくない
04歌劇「試金石」〜あの人が言うようには、ああ神さま!
05歌劇「セミラーミデ」〜かくもむごい災いの中で
06歌劇「アルジェのイタリア女」〜友人たち、いかなることがあっても…祖国のことを考えなさい
07歌劇「マティルデ・ディ・シャブラン」〜ついにおまえは満足しただろう…ああ!なぜ、なぜ死は
08歌劇「泥棒かささぎ」〜ねぇ、明日のことを考えてみて…なら私の形見として
09歌劇「セビーリャの理髪師」〜今しがた一つの声が
102匹の猫の滑稽な二重唱
演奏
マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト) パトリツィア・チョーフィ(S) ジュリアン・ヴェロネーズ(BS) エンリケ・マッツォーラ指揮 モンペリエ=ラングドック=ルシヨン国立管弦楽団 モンペリエ=ラングドック=ルシヨン国立管弦楽団合唱団