ミニ・レビュー
大掃除で50年前の新聞を見つけて読み耽った……そのような体験。あれほど尖がっていると感じられた演奏が、今あらためて聴くと、何と真っ当な“大人しい”演奏&サウンドであることか。企画力と真摯にして確かな演奏力、1965年のアーノンクールの完成度、特にハイドン(バリトン演奏)は秀逸だ。
収録曲
018声の第3ディヴェルティメント イ長調 (バリトン八重奏曲) (ハイドン)
022台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための6つの四重奏曲集〜四重奏曲第1番変ロ長調 (マティアス・ゲオルク・モン)
03トロンボーン協奏曲変ホ長調 (ヴァーゲンザイル)
042台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための6つの四重奏曲集〜四重奏曲第3番ホ短調 (ガスマン)
演奏
ニコラウス・アーノンクール(指揮,VC,(1)バリトン) ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス アリス・アーノンクール,ヴァルター・プファイファー(VN) クルト・タイナー(VA) (3)ハンス・ペトラー(TB)