ミニ・レビュー
アーノンクールが伝統的なモーツァルト像をあえて壊すゴツゴツした表現で括目されていた頃の管弦楽曲集。「音楽の冗談」の終楽章における無秩序な熱狂に最上の成果を見出す。ピリオド楽器による金管の響きが活気ある演奏にえも言われぬスパイスをきかせている。
収録曲
モーツァルト:
[Disc 1]
01セレナード第3番ニ長調K.185 (167a)「アントレッター」
02ディヴェルティメント第1番変ホ長調K.113
[Disc 2]
01セレナード第4番ニ長調K.203 (189b)
02ファゴット協奏曲変ロ長調K.191 (186e)
[Disc 3]
01セレナード第5番ニ長調K.204 (213a)
02セレナード第8番ニ長調K.286 (269a) (4つのオーケストラのためのノットゥルノ)
L.モーツァルト:
03トランペット協奏曲ニ長調●モーツァルト:
[Disc 4]
01セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
02ディヴェルティメント第11番ニ長調K.251
03音楽の冗談K.522
演奏
ニコラウス・アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス [2] (2)ミラン・トルコヴィッチ(FG) [3] (3)フリーデマン・インマー(ナチュラル・TP)