ミニ・レビュー
何という清々しさ。いくつものコンクールで高い評価を受けた猪居亜美。テクニックは抜群なのに、それをまったく感じさせない。表現が素直でまっすぐ。媚びた弾き方はどこにもない。これこそ天性の才能に違いない。彼女が大好きな曲を弾き、聴き手も曲を、そして弾き手を大好きになる。そんな心通うアルバムだ。
収録曲
01椿姫の主題による幻想曲 (レッキー版) (タレガ)
02ギター独奏のための6つのシューベルト歌曲〜セレナーデ (シューベルト/メルツ編)
03ソナタ・ロマンティカ「シューベルトを讃えて」 (ポンセ/セゴビア編)
04ギター独奏のための6つのシューベルト歌曲〜郵便馬車 (シューベルト/メルツ編)
05ソナタ イ長調K.208 L.238 (D.スカルラッティ/バルエコ編)
0636のカプリスop.20〜No.25 Andante grazioso (レニャーニ)
0736のカプリスop.20〜No.27 Allegro espressivo (レニャーニ)
08ロッシニアーナ第5番op.123 (ジュリアーニ)
09「吟遊詩人の調べ」op.13〜マルヴィーナへ (メルツ)