ミニ・レビュー
邦楽器との“異質もの”組み合わせから始まった『チェンバロ+〜』シリーズの第3弾。ここではチェンバロの打楽器化が進んで、チェンバロの特性を逸脱している。異質と思ったものが、意外や同化し始めている。その昔のヴェルゴの前衛チェンバロ・アルバムよりすんなり入ってきた。
収録曲
01歯車〜ギリシャ民謡によるA (金子仁美)
02X[iks] (久木山直)
03アスポデロスの花の咲くときに (池田哲美)
04美しき謀計の織り手 (糀場富美子)
05延喜の祭禮第5番 (法倉雅紀)
06クラヴサンとヴィブラフォンのための2つの小品〜1.無窮動 (ジグザグ状の)/2.イネガル (夏田昌和)
07Chor (us/al) (セバスチャン・ベランジェ)
08渦まく羽音のしげみ (遠藤雅夫)
09西天の夕星 (ゆうずつ) (三瀬和朗)
10QUATRE (大家百子)
11チェンバロ独奏のための「さざ波に」 (松下功)
12TROIS PIECES (エディソン・デニソフ)
13Venus op.102 (権代敦彦)
14歯車〜ギリシャ民謡によるB (金子仁美)
演奏
ローラン・テシュネ(HC) 藤本隆文((2)(3)(5)(8)(10)(12)(13)PERC,(6)VIB,(9)スティールドラム)